トヨタ派の私も、日産を応援する!

エッセイ

何のためにあなたは仕事をしますか?

この質問を色々なところで聞いた気がする。
きっと「正解」はなく、それぞれの働く目的を明確にするための問いなのだと思うのだが、わたしはこの質問の回答をこう考えている。

仕事とは、その仕事をする仲間や自分、そしてその家族を幸せにするためのもので、さらにその仕事を介して取引先や下請け、お客様も幸せになれるようなものであるべきだ

きれいごとに聞こえるかもしれないが、成功している社長はこういった考えを持っていることが多い。
その背景には、「他人のために何かをすることは、必ずまわりまわって自分に返ってくる」という考え方があるからだ。

カルロス・ゴーン氏が日産の再建に着手したことで、多くの下請け業者が廃業へと追いやられた。
無謀なほどの値引き交渉、コストカットによって仕事を受ければ受けるほど赤字になってしまったからだという。彼は多くの人を幸せにはできなかったのではないか。

彼の今後がどのような展開になっていくのかは全く分からない。全く分からないが私はこう考えている。
彼は多くの下請け業者やその家族を苦しめてきた。そして彼だけは多くのお金を手にした。
それによって「因果応報」。そうその報いが必ずやってくるのではないかと。

日産自動車は彼によって多くの大切な下請けを失ったかもしれない。しかし彼から得たものもあっただろう。
当時の日産の車と言えばやはり「おやじ臭い」という印象しかなかった。それが彼によって大きく変わり世界的に受け入れられるデザインになったように私は感じている。

これからの日産はどう変わっていけるのか、普段はトヨタ派の私だが、今回の件で日産を強く応援したいと思った。
負けるな日産!日産に足りないものはデザイン力だ!そこさえ補えれば必ず勝てる。だから負けるな!
そんな風にカルロス・ゴーン氏にまつわる記事を眺めては思うのだ。

あなたはどうとらえているだろうか。
是非今後の日産にエールを送ってほしい。

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