「ヒルナンデス」炎上中にも関わらず・・・無神経な放送?

エッセイ

先日から「ヒルナンデス」のハンドメイド特集にて「材料費たったの12円!販売価格700円!」副業にもってこい!といった放送を行った後、ハンドメイド作家のもとに「材料費安いんでしょ?まけてくれない?」などのメールが届くなどの問題が発生していました。
にもかかわらず7日放送の「ヒルナンデス」では、炎上中のハンドメイド特集を続けて放送。「ドケチ隊 副業で稼ぐ!」と題してオードリーさんらはじめ数名がハンドメイド副業に挑戦しました。

「材料費78円で販売価格2,700円」

などの「材料費は安い」といった内容の放送を行ったためネットで批判の声が殺到。
「そもそも人件費が入っていないから安く見えて当然。」
「炎上中なのになんでさらにあおるの?」
といった声がでていました。

購入者のモラル不足

この一連の騒動に関して感じるのはテレビ局の失敗というよりは、購入者のモラルの問題が挙げられます。
もちろんテレビ局もフォローのコメントとして「人件費やデザイン費、実際にかかった時間給」などを放送するべきだったとは思いますが、番組の趣旨はあくまでも「あなたも副業をはじめてみませんか?」というものであって、「原価が安いから安く買える」というものではなかったはずです。

商品の価格には意味がある

そこで、購入者に再認識していただきたいのです。
たとえ原価が12円だったとしても、その素材を使って形をつくるまでには、制作時間と労力、デザイン能力やその人しか出せない魅力が詰め込まれているわけです。
アイディアも練るのにどれほどの時間を要したかは、購入者にはわからないかもしれません。しかし国の最低賃金は約900円/時間(その年の地域によって異なります。)かかるわけです。
12円の原価に制作時間2時間かかれば1,800円以上の値をつけなければその商品は労力に満たない商品となるわけです。

ものを購入すると言うことは、その人の労力に対して対価を払うことでもあります。決してものの価値だけではないことを理解しなければならないですね。

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