コルセットを脇の下に巻いたら、腰痛が軽くなった話

健康

ついこの間まで前かがみ姿勢がしんどいほど腰がやられてた。
原因はしゃがんだ姿勢で寝てる子供を持ち上げようとしたことだった。
ズキーンという痛みが走り、変なあぶら汗と血の気が引くようなスーッとした冷たさが腰に走った。

これがギックリ腰というやつか…。

ぎっくり腰には実は2つのパターンがある。

1つめは、筋肉の筋繊維が数本切れて炎症を起こす場合。
2つめは、筋肉自体は損傷を持たないが、神経を強く圧迫するほど筋肉が凝り固まった場合。

例えば、軽くくしゃみをしたらギックリになった…なんて人は2つめの方になることが多い。この場合は常日頃から腰の筋肉が凝り固まっていて、いつ痛みが発症してもおかしくない状態、一触即発の状態で生活していた場合に起こる。一触即発なので、なんでもない動作でぎっくり腰になってしまうのである。

また、1つめの重たいものを持ち上げた際に起こるぎっくり腰は、単純に筋肉の限界値を超えて筋肉を使ってしまうと筋繊維が切れてしまう。実は運動のし過ぎで起こる筋肉痛もこれと同じ原理で、筋肉痛の強い版がこのギックリ腰ということになるだろう。

コルセットは有効か?

実際コルセットは治すものではなく、損傷した筋肉のサポートにしかならないのでコルセットを付けたからと言って痛みがなくなるわけではない。
またコルセットを使用し続けると、コルセットが筋肉の代わりをしてくれるため自身の筋肉が次第に退化していく。同時に血流も悪くなり、最悪下肢にしびれを発症させてしまう。つまりコルセットはつけ続けてはいけないものである。

そこで私は今回ひらめいた。
コルセットを炎症の起こった腰部につけていても炎症は治まらないし、むしろ締め付けが苦しい。
しかしコルセットを脇の下に撒いていれば、筋肉の緊張バランスは均一化され痛みを感じにくくなるのではないだろうか?

狙いは見事的中。なぜだか脇の下にコルセットをまいてから妙に軽くなった。いままで辛かった前傾姿勢も脇の下で外腹斜筋や広背筋、起立筋群をがっしりサポートしているので、炎症を起こしているであろう腰方形筋あたりの負担が極めて少なく感じる。
いやいや、ちょっと不思議に思うかもしれないが、もしギックリになったら試してみていただきたい。腰にコルセットをまくと肋骨がないためやや苦しさを覚えるが、脇の下は肋骨があるため締めすぎているということもなく体感全体が安定した感じがする。

おそらく炎症が起こっている場所によっては効果を感じない方もいるかもしれないが、是非一度試していただきたい。
ギックリ腰の時には脇の下にコルセットを!

今回使用したコルセットはこちら ↓

コルセットの形状が後ろにかけて長さが長くなるタイプもあるのだが、こちらを使用すると保護されている感じはすれどやや邪魔に感じる。
安くてもいいので、シンプルな構造で二重締め付けができるタイプであればほぼ差異はないと思う。

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