タバコを吸うことは罪になるのか

エッセイ

先日ある宗教団体の方が持ってきた冊子に「タバコを吸うことは罪になるのか」と書かれていました。
私はタバコを吸わないし、吸う人とはあまり関わりをもっていないため、それほどタバコを吸う人に対して罪だとかといった意識は持ったことがありません。その宗教には興味がなく、冊子の中身に目を通す気にはならなかったので中に何が書いてあったのかはわかりません。なので、ここで書かれている文章はあくまでも私個人の見解ということになります。

罪とは何か

タバコの良い悪いを話してしまうと、各々とらえ方があるのでトラブルになってしまうのではないかと思います。ですので、ここではまず「罪とはどういったことか」ということを考えていきたいと思います。

罪とは

人間が自己の存在の場の秩序やその緊張関係を破ること。法や道徳に対する違反行為も罪と呼ばれるが,罪とは本来的に宗教的観念であり,たとえば孔子,ソクラテスあるいはモーセの教えも単なる人間生存の規範ではなく,常に天や神との緊張関係において成立している。このような罪の観念はすべての宗教にみられ (タブーや穢れの概念はその原始形態) ,またその贖罪もすべての宗教にみられる。特にキリスト教において深い罪の意識がみられる。人祖アダムが神にそむいたという罪 (→原罪 ) は,その子孫たる人間の生得的な罪とされ,その救済は神の恩恵によってのみ可能とされる。

コトバンク より

ネットで検索すると上記のように記されていました。
「人間が自己の存在の場の秩序を破ること。」
タバコを吸わない人にとっては、自己の存在の場の秩序とは、綺麗な空気を吸って生活をすることで、その秩序をタバコの煙という一方的な押しつけによって破られてしまうから「罪」?ということになるのかもしれません。

喫煙者にはわかりづらい匂い

服の匂いが気にならないかどうかを喫煙をする友人に昔聞いたことがあります。その友人は「少し匂うけど気にならないよ」と言っていました。私はその友人が喫煙したあとの口の匂いが苦手でした。そしてその友人と遊んだ後の自分の服の匂いも嫌で、家に帰るとすぐにお風呂に入っていたのを覚えています。タバコは時間が経っても匂いが残るのです。

マナーを守っていても誰かは迷惑しているかも

マナーを守っていない喫煙者をたまに見かけます。とても残念ではありますが、それでも昭和に比べたらみなさん我慢している方だと思います。昭和時代の電車は、車両内でも喫煙してましたからね。。。
昨今では駅のホームでも禁煙となっており、喫煙者にはかなり肩身の狭い思いをさせているのではないかと思います。それでも吸い続ける喫煙者もたまに目にしますけれどね。笑
マナーを守っていれば罪ではないのか、ということですが、たとえマナーを守っていたとしても、煙は換気扇を抜け屋外へ排出されます。その屋外を歩く歩行者の自然の空気をあなたの煙が無条件に奪ってしまっているのかもしれません。

駅を出てすぐにタバコを加える男性、後ろをあるく女子高生が迷惑そうに煙をはたきます。
喫煙者は知らないところで誰かに迷惑をかけているのかもしれないですね。

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