九州男児はやる気が違う

エッセイ

ある畑農家の男性がうちのお店に来てぼやいていった話。

現代の農業って衰退傾向にあるじゃないですか、田畑をみても荒れた農地をちらほら見るようになってきましたし、担い手も少なくなってきているそうです。

そんな農業をなんとか復活させて、農業でも生きていける生活できる基盤を作っていくというのが地方の市町村に課せられた課題ではないかと、その男性は熱弁された。

そんな農業再生を取り組んでいるサイトを探してみた。するとこんなサイトを見つけた。

全国新規就農相談センター

ふむふむ、独立就農に必要な5つの要素は…
1.技術やノウハウの取得
2.資金の確保
3.農地の確保
4.機械や施設の確保
5.住宅の確保

ほうほう、なかなか簡単ではないですね。
そんな就農にかんするサポートを各市町村でおこなってる地域もあるのだとか?

通常、農地は一般人には購入が許可されていません。これは農地を住宅地などにされてしまうと日本の農産物の不足になり輸入に頼って生きていかなければならなくなってしまうから。輸入には関税などがあったり、戦争などで輸入がストップしてしまうと生活できなくなったりしてしまうデメリットがあるため、農産物だけは確保しくようにという国の方針だと思われる。

このように一般人が農地を手にすることができなければ、担い手がどんどん少なくなり日本の農業はすたれてしまう一方です。ではどうすればよいのでしょうか。

それが、この就農サポートサービス。
地域によってそのサポート状況は異なるものの、農業を営みたいと考える若者が、実際に農業を営んでいる農業生産者に弟子入りし、約2年経験と下積みを経験する。するとその若者に「真剣に農業をやりたいという気持ちがある」ということが認められ、農地を購入する権利を得られるという仕組み。

この制度を利用して、若者が働きに来るのだそうですが、その若者の多くが九州男児なのだとか。(おそらく地域によって違うと思いますが、この男性のもとには九州の方が多いという話)

その九州の男性の住んでいた地方では、特に有名な農産物がなかったため農業をしても生計を立てていくのが難しく辞めてってしまう若者が多いそうです。
そういった若者が、有名な農産物、つまりブランド商品のある地方の農産物の生産現場を学びその技術を習得すれば、農業でも食べていけるため、地方に出向いて熱心に勉強をするのだそうです。

その男性は言っていました。

九州の若いもんは必死で農業を勉強してくれてる、これはありがたいことやね。こうやって日本の農業が衰退しなければいいけどな。

あなたの地域の田畑は荒れ地になっていませんか?
今後の日本の農業、なんとか守っていきたいですね。

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