年末、正月休みに読みたい一冊

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先日話題となった「このミステリーがすごい!2019年版」で国内編第2位を獲得した『ベルリンは晴れているか』
2018年9月に筑摩書房から発売された本書は、『戦場のコックたち』が2016年に直木賞・本屋大賞にノミネートされた深緑野分さんの作品。

『ベルリンは晴れているか』は、「日本人が書いたとは思えない」ほどの圧倒的なリアルさ、臨場感が話題を呼んだ作品になっている。

アマゾンの紹介文

Amazonでは以下のように本書を紹介している。

第160回直木賞候補作!
第21回大藪春彦賞候補作

『このミステリーがすごい! 2019年版』 第2位! (国内編)
『週刊文春』 2018年 ミステリーベスト10 第3位! (国内部門)
「ミステリが読みたい!」2019年版 第10位! (国内編)

真相が明かされるラストが圧巻。人物造形も描写も相変わらず素晴らしく、さらに途中にヒロイン
の過去が挿入されるが、この構成もよく、一気読みの傑作だ。
――北上次郎(文芸評論家)「日刊ゲンダイ」より

エンターテインメントとして読みごたえがある上に、善と悪、正義と不義、真実と虚偽のグレーゾーン
を描くことで、今・此処(ニッポン)の危機をもあぶり出す。大勢の人に読んでほしい意欲作だ。
――豊﨑由美(書評家)

ミステリとしての面白さだけでなく、この場所で実際に生きた人々、この時代にあった街の光景を、
決して忘れないためにここにはっきりと刻んでおくのだという著者の気概に胸が熱くなった。
――瀧井朝世(ライター)

普通の幸せがどんなに簡単に奪われるか、取り戻すのがいかに難しいか。それを描いた小説である。
物語のどの情景も克明に浮かび上がる。決して他人事ではない悲劇が目の前にある。
――杉江松恋(書評家)

メインの戦後のストーリーと、そこへ向かう幕間のストーリーが最終章で繋がったとき、身体が痺れた。
最後の一文を読み終えても、しばらく本を閉じることができなかった。
――南沢奈央(女優)「Book Bang『南沢奈央の読書日記』」より

また、読者感想には

毎晩、寝るまでのひと時を楽しみながら読んだ小説

といった声もあり、作品の期待度が上がる。
是非正月休みに一読したい一冊である。

自分はもっぱら濫読派だが、年末はミステリーに浸ることにしよう。
あなたも今年の締めくくりに、ミステリーに浸ってみてはいかがだろうか。

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